「喜劇「ハムレット」&悲劇「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」22日夜公演」

行ってきました。
いやあ会場に着くまで波乱万丈で(笑)
なんかれいなが1回目の公演を観劇したみたいね。
・・・・・1回目にすればよかったかな・・・・・いやいやこれでいいのだ(汗)
JR渋谷駅を出て雨が降るなか歩いていると迷子になりやした。。。。。大きいちびっこがね(アホ)
地図を調べたら単に行きすぎていただけだったんだけど・・・・・。
通常の倍の時間をかけてなんとか開演10分前ぐらいに到着。。。。到着時点でホッとしてすでに観劇した気分になっておったわ(汗)
4階に行ってチケットをもぎってもらって会場内に。
この会場は初めまして状態なので勝手が分からずトイレを探すのも右往左往しておった。
用を済ませてから出演者へ贈られた花を見て行くと明石家さんまさんから愛ちゃんに花が・・・・・すげぇ。
さすがだな。
それから自分の席に。
今回はここだ・・・・1・2・3!(汗)
1階4列上手側
視界は良好。
床が確かフラットだったと思ったけど前の方の列の人の頭が気になるってことは一切ない。
女性は厳しいかもしれん。
そんなこんなで開演。。。。


まずは1部の「ハムレット」はシェイクスピア作で正式なタイトルは「デンマークの王子ハムレットの悲劇」。
そう悲劇なわけだけど・・・・それを喜劇に???
それとこの「ハムレット」は何を伝えたいかでいろいろな表情を見せる面白い舞台。
この舞台ではどんな表情を見せてくれるのか楽しみだったし期待したんだけど・・・・・・。
衣装はシンプル。
白一色で統一されているが役を演じる時はその上から羽織るだけ。
さゆがブログで愛ちゃんの太ももが・・・・って書いてあったけどどういうことかようやく分かったよ。
確かにあれは・・・・・いかん。
それとさっきも書いたけど白い衣装なので胸の・・・・ちーん。
これ以上書いていると・・・・・えらいこっちゃになりそうなのであとは実際に見てくれたら分かると思う。
1部の後に15分の休憩時間があり、公演時間は全部で3時間とみていればいいかと。


1部を観劇しておいらの頭には「???」しかなかった。
確かにハムレットを演じた長谷川さんのあれだけの長台詞を噛まずに感情を込めてしっかり言えていたのには感心した。
オフィーリアを演じた愛ちゃんの可憐さもあって実際にこんな女性だったんだろうなって想像できた。
それと発狂して感情がコントロールできなくなってってところが・・・・・よく表現できていたと思う。
個々の演技は申し分なかったんだけどおいらにはこの舞台は何を見てほしかったのかが分からなかった。
起承転結には必ずストーリーの波が生じる・・・・・この舞台には波を感じられなかった。
ハムレットが父である王の死が現王の伯父が毒殺したと分かり狂気に走ったと見せかける。
その見せかけの狂気に注目しているのかと思いきやそうではなかった。
オフィーリアとハムレットの愛と現王とかつては今は亡き王の妻であったハムレットの母との愛を比較するのかと思いきやそうでもない。
単純にオフィーリアとハムレットの愛を注目するわけでもなし。
ハムレットに愛する父を間違えとはいえ殺され発狂してしまったオフィーリアとそれを支える兄レアティーズ。
父親を殺された復讐をハムレットに・・・・その悲しみと憎しみに注目させるわけでもない。
・・・・・それでいて確かに笑う個所はあったにせよ喜劇にはなりきれていないようにも思う。
それがどうにも頭の中でなんだろうって考えていたが・・・・・結局いまだに分からない状態でいる。
今回この1公演しか観劇できないんだがもう少し観劇したらまた違ったものが見えてきたのかなって今は思っている。
「するべきかするべきでないか」と「尼寺に行け!」って有名なセリフがあるんだがこの舞台でも使っていた・・・・はず。
「尼寺に行け!」ってハムレットがオフィーリアに叫ぶんだが・・・・これって要はハムレットの母みたいにならず今のままのオフィーリアで
いてもらいたいがために言ったことなんだ・・・・・狂気を演じていたハムレットだったけどオフィーリアへの愛は演技じゃなかったって
ことさね。
・・・・・いろいろ書いてきたけどこの舞台をこれから観劇される方は1度、舞台『ハムレット』とはどんなものなのかを簡単に調べて
いくかパンフレットを買われてそれを観劇前に読んでもいいかと思う。
その方が展開を追いやすいはずなので・・・・・参考にされてはいかがでしょうか。


続いて2部の『悲劇?「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」』。
これは『ハムレット』に出てくるローゼンクランツとギルデンスターンにスポットライトを当てた劇。
何にもしていないのに最終的には斬首されてしまうという悲しい結末を迎えてしまうこの2人がハムレットの物語の裏側を描いている。
このローゼンクランツとギルデンスターンを芸人さんが演じているわけだがこの公演ではハリセンボンの2人だった。
まあ・・・・・あいかわらずの角野卓造さんで(笑)
笑わせてくれましたわ。。。。
実際に見てもらったほうがいいと思うので内容についてはぜひとも舞台に観劇されてくださいな。
さっきのモヤモヤした気分が少し和らいだ感じだった。


カーテンコールもシンプル。
特に挨拶をするわけでもなしで淡々と終わる。
アフタートークがあってもいいかと思うが・・・・雰囲気を壊すって思っているのかもしれんな。
まあ千秋楽にはその辺が見れるんじゃないかと・・・・・おいらは見れないけどね。
こんな感じですけど・・・・。
舞台は実際に肌で感じて初めて分かることが多い。
時間があるようでしたら観に行かれてみてはいかがでしょうか???