「ステーシーズ総括」

千秋楽より1日が経過して・・・・ん〜なんだろ。。。。このなんかポッカリした感じは。
8日から昨日まで通い続けたカオスゾーン(笑)
いい刺激になりましたわ。


このミュージカルではドロドロとした内容が目立ったと思う。
とてもじゃないけどアイドルがやるような内容ではない・・・・・。
目先のことしか見えていない人にはそれしか映らないだろう。
だけどね本質はそこじゃないんだよこのミュージカルは。
ドロドロとした内容の中でも本質が見えてくると納得するはず。
確かに展開が分からないってことはあるかと思う。
原作を読んでいないと理解ができないっていうのもちょっとって感じはある。
でも。。。あの原作をいじっちゃうとあの世界観というかそれが失ってしまうかもしれないから致し方ない。


物語冒頭で詠子と渋川は公園での出逢いから始まる。
この「逢い」から始まって。
これはれいなのコメントにも書いたことなんだけどね。
最後に渋川が詠子を再殺をするシーンがある。
あの殺陣のシーンって詠子と渋川が戦っているっていうよりも・・・・愛を確かめているって言った方がいいかもしれん。
最初は詠子が押し付けてきてうっとおしいことだったけど戦っている時は詠子への想いに変化が生じていたのよね。
それが戦っている時に渋川の「愛している」って言ったことに表れている。
詠子が渋川にもたれた時に詠子が笑みを浮かべるけど詠子も渋川の気持ちを確認できたんだな。
全てね。
だから、最後に詠子が「ありがとう。ごめんね。大好きだよ。」って渋川に言ったのかなって。
そう考えるとモモが再殺部隊の隊員に「ありがとう」って何度も言っていた理由もつく。
愛していた人を手にかけた隊員達の気持ち、葛藤が見えてそれに対して「ありがとう」って返事だったんだろう。
ドリューも「愛」に飢えていた。
好きな人に再殺されたいがために違法再殺をしていた。。。。
最終的にはどのエピソードも哀しい結末を迎える。


『アイ』っていうのが『逢い』⇒『愛』⇒『哀』に変化していく。
それがこのミュージカルの本質だとワタシは思った。
そう考えたら奥が深いなって感じてね。
そしていろいろ考えさせられるなって。
人それぞれの解釈があるかと思うけどワタシがこのミュージカルで感じたことはこんな感じですわ。
れいなのことを観るってこともあったけどあれよあれよと結果的に8公演も観てた。
いいミュージカルを見せてもらったなってそういう気持ちでいっぱいですわ。
再演してもらえないかな。。。。


改めて出演者のみなさんお疲れ様でした。